2023~

主に劇場公演の雑感

大塚七海さんと歌唱力No.1決定戦 決勝大会(2024/07/23)

愛を高めあう部

思い出の「あの別」おしゃべり会

「愛を高めあう部」に初めて参加したのは、昨年9月27日らしい。マメにブログを書いていたおかげで、すぐに分かる。

 

歌唱力については、ブログに書き残すつもりはなかったのですが、やっぱり書いておきたくなったので、内省的な部分をつらつらと書き並べます。レポートではなく自分語りです。

 

そもそも

なぜ、1年近く前の「愛を高めあう部」から話を始めようとしたか。

 

それは…

推しメンと初めて歌唱力No.1決定戦について話した日だったから。そもそも「愛を高めあう部」とはなんぞや。それはね…

 

2023年9月27日第3部

好きなところをシンプルに伝えた後、時間が残った。歌の話になる。どうやら大塚七海さんの歌は評判が良いらしい。

リバイバル初入場の6月、7月に初おしゃべり会。8月はコンサート絡みで公演がほとんどなかった。大塚七海オタク3か月目の私にとって、「下衆な夢」(懐かしい)で安定した歌唱ができるのが凄い…くらいしか言えないレベルだった。

 

自然と歌唱力の話へ

22歳の生誕祭のアフターパーティーで三村妃乃さんがお墨付きをくれた話を持ち出し、歌唱力に出てほしいと伝える。その反応から、出るつもりがあまりないのだろうな…と、うっすら感じたことは今でも覚えている。

 

それから数か月

第6回大会の開催がアナウンスされた。

 

中間発表で名前はない。何の発信もない。やっぱり見送るのかもしれないと思いつつ、それでも心の奥底では、最終的には出てくれるかもしれないと根拠なく思ったりもした。

嬉しかった。

 

今回のシングルセンターについては、選ばれると勝手に確信していたので、歌唱力に出るという決断の方が自分の中ではインパクトのある発表だったように思う。比べるものではないですが(余計)

 

それにしても、このとき推しメンが3ヶ月後にファイナリストになるなんて想像もしていなかった。

 

 

予選

選曲も歌唱も素晴らしかった。

とはいえ、これまで毎回歌唱力No.1決定戦を見てきて、素人(私)の感覚と審査員の評価が違うことは少なからずあったので、どこまで評価してもらえてるか、予選の結果発表を待っている時が一番緊張していたように思う。

 

喜びも束の間、そこから苦難の道が始まった。推しメンが選曲での悩みを吐露し、まるで図ったようなタイミングで自分も日常でキャパオーバーしそうになっていた。何とも言えない無力感。彼女に対して上っ面の言葉しか出てこなかった。

 

それでも彼女は前に進む。

防災特番に出演し、初のシングルセンターに選ばれ、同期を見送り、音楽の日の代表になり、ロケで飛び回り、劇場に立ち続けながら、ボイトレに励む。

 

それにしても、「それでも彼女は」がリリースされてからもうすぐ6年なのか…(定期)

 

 

当日

ギリギリに着くタイミングで職場を出る。

電車が止まる。

オンラインおしゃべり会のあった前々日あたりから、(万が一、電車が止まったら終わるな…)と思っていた。正夢。

 

それでも不思議と焦る気持ちはなかった。

冷静に別ルートを選択し、無事に会場(TACHIKAWA STAGE GARDEN)に到着。

 

初めての会場

事前にいくつか懸念事項があったのがウソみたいに良い会場だった。見やすかったし、タッパがあって客席含めて全体的に開放感があって、全ての音が心地良く身体を包んでくれた。照明も凝っていて、曲への没入感を得られたし、とにかく気持ちよかった…

 

清司麗菜オタクの友人と連番

4人で決勝大会に出られたことがNGTメンバーそれぞれにとって相乗効果が大きかったように、自分にとっても同じ出場メンバーのオタクが隣の席にいてくれたのが嬉しかった。

 

4人でのこの写真、好きです。

 

ここだけの話ですが、清司麗菜さんが第4組同率1位で呼ばれた時に、友人が隣でこれまで見たことのないくらい感情を露わにしていて、オタクは感情のスポーツだというのを体現していたのが良かった。

別で入っていた友人も、大塚七海さんの「帰りたくなったよ」で慟哭(工藤静香さんの曲くらいでしか聞かない単語)していたらしい。

 

普通は逆のはずなのに、自分は追いかける時間が長くなれば長くなるほど泣けなくなる。かつて応援していた人でもそうだった。

 

『砂時計』には思い出がある。

「帰りたくなったよ」は劇場版『砂時計』の主題歌。

そのことを思い出したのが、終演後しばらく経ってからのことだった。何年モノかの、かさぶたぶたぶ

 

話を戻して

生放送開始直前にアナウンスがあり、聞き慣れたジングルが鳴って"番組"が始まる。推しメンが出てくる。黄色のドレス、まとめ髪。華やかな雰囲気に目が離せなくなる。肉眼でも推しメンの表情がギリギリ見える席だったのはありがたかった。

 

歌唱が始まる。

近くで秋吉ちゃんの🍊カラーのペンライトが揺れているのを見ながら、かつて秋吉ちゃんをアイコンにしていた知人のオタクが近々結婚するということを考えたり、SKEのフレッシュな二人、頑張れ…などと思っていたら、あっという間に大塚七海さんの歌唱に。

 

「帰りたくなったよ」

知っているイントロが流れてくる。優しい歌い出し、天まで届くような伸びのある歌声、心地よい1サビに、心震えるような落ちサビからの壮大な大サビを聴いて、ファイナリストライブの日(未定)に仕事が入らなければいいなと、既に呑気に考えてしまっている自分がいた。

 

予選6位はファイナリスト圏内とはいえ、それが本選では何の意味もないことは分かっていたのに、1曲目でファイナリストを確信させてくれる歌唱をしてくれたのは改めて凄いと思う。とんでもなく緊張しているのだろうなと思いつつ、一片の迷いもなく大塚七海さんの本番の強さを信頼し、穏やかな気持ちで安心して聴くことができた。「笑ってくれたら 嬉しいな」の歌詞通り、ただただ笑顔になれた時間だった。

録画を見たら、推しメンの後ろからのカットが映っていた。その小さな背中が背負っているプレッシャーを思って少し泣いた。

 

予選はつづく

最終組の推しメン(清司麗菜さん)の出番までソワソワし続けている友人の隣で、他のメンバーさんの歌唱を楽しむ時間(一緒に緊張してね)

三村さんの覚悟に鳥肌が立ち、鈴木凛々花さんの「少女A」を聴きながら、自分も高1の頃によく聴いていたなと思い出す。田口さんの歌はずっと好きだし、自分がNGT以外で一番聴くのがwacciの曲なので選曲も嬉しかった。豊永阿紀さんは相変わらずやってんなと思っていたら、清司麗菜さんの出番。彼女はエンターティナーだ。リズムの取り方から目を離せなくなる。カチモリ。

しみさらさんの「Bohemian Rhapsody」のイントロを聴いた瞬間、ただでさえ長尺なのにこの曲をアレンジして演ってくれるバンドは神だろ…と思った話もしておきたい。

 

インターバルからの結果発表

パブサしていたら、気づくと緊張した面持ちの推しメンがステージに出てきていた。何の疑いもなくファイナル進出を信じていたけれど、1位で名前が呼ばれた瞬間には自然とガッツポーズが出た。涙を流す推しメン、その心中を慮った。

三村さんも当たり前だよな!と友人と喜び、3組の厳しさを感じ、清司さんが呼ばれた時のことは最初に書いた通り。少なからず背景を知っていたし、隣の友人の姿を見たら心が大きく動いた。

 

せわしなくファイナルが始まる。推しメンは6番目

知らず知らず緊張していたのか、5人目の三村さんまでの記憶がほとんどない。

 

「瞳」

矢作萌夏さんの第1回ファイナルでの歌唱は何度も聞き返した。あれ以来、歌唱力の定番曲の一つだけれど、大塚七海さんの「瞳」はこれまでに聴いたことのない「瞳」だった。一番聴きたい「瞳」だった。翼が生えていた。

今 君が見ている景色

聞こえている風の音

その全部が君のことを応援しているよ

空高くはばたけ

矢作さんの時にはカットされていたこのパート。どういった経緯でやることになったのか分からないけれど、ここが最大瞬間風速だったし、歌ってくれたことに感謝したい。2曲目を聴くことができて本当に良かった。歌い終わりの時のような最高の笑顔が見たくて、幸せな気持ちになりたくて大塚七海のオタクをしているのだと改めて実感できた。

 

司会から「今の心境はどうですか?」と聞かれ、「この曲を選んだ理由は~」と真っ先にファンへの感謝を答えるところも好きだったし、愛おしかった。

 

ファイナル

岡村さんが自らの精神を統制して会場の空気を完全に掌握していたこと、ありが田さんの息遣いと、ストリングスの響きの記憶は鮮明に残っている。

 

終結果の発表。清々しい表情の推しメン、三村さんの笑顔、365日の紙飛行機でのれいちゃんの涙(大塚七海さんの涙はブラインドで見えませんでした)(余計)

 

終演

会場を出て、いつものメンツと合流

別で入っていた友人たちのテンションが、かつてないほど高すぎて面白かった。居酒屋で飲酒している時よりも遥かにテンション高いの面白すぎるでしょ…

ひとしきり、NGT48最高ッ!!!!となった後で、真下華穂さんのオタクだった友人(一生オタク)からビール🍺を奢ってもらった。真下華穂(一般人)に似てイイヤツ。

久しぶりの500ml缶。身体に沁みた。

 

今日は歌を聴く日だからと、写真は入場時に撮ったこれだけ(ブレてる)

予選6位からの5位入賞、改めておめでとうございます。会場では順位が分からなかったので、会場外で、友人と「分からないけど、4位だったな!」と盛り上がったのも良い思い出です。

 

 

気づかずに始まっていた去年の9月からのストーリーが一区切り。

次はどんなストーリーが始まるのだろう。

 

(続)